こんばんは
ユネスコクラブの後藤田です。
いえ。今日は奈良教育大学ユネスコクラブネリカ米班長としてブログを書きたいと思います。
(本日のブログは写真を多く使っています)
今日はネリカ米を収穫しました。
今年の2月。大阪で行われたワンワールドフェスティバルでネリカ米に出会ってから、一年間どうやって育てていこうかと考えていましたが、中澤先生、理科教育専修のK先生をはじめ、多くの先生方、また、ユネスコクラブ部員のみんなの協力によって、ネリカ米を収穫することができました。
今日は、ネリカ米の収穫を祝して、(私個人が勝手に喜んでいます)ネリカ米の成長を時系列とともにご紹介したいと思います。
この写真は種まきから1~2週間ほどして芽が出てきた様子です。
4か月半前にはこんな感じでネリカ米プロジェクトが始まりました。
一枚目の写真から1週間後
一枚目に比べてかなり成長がはっきりわかると思います。
また、背の高さだけでなく、芽の数も爆発的に増えています。
二枚目の写真からさらに一週間が過ぎました。ネリカ米の芽よりも雑草が目立ってきました。
写真は上から撮った図です。
三枚目の写真から3週間ほど経過しました。雑草が目立ってきたというよりも、どちらかというと、雑草がメインになりつつあります(笑)
この後、草引きをしました。
さらに一週間が経過しました。
草引きをしてすっきり。しかし、色が少し若い気もします。
草引きをしてわかったのが、本当に雑草がメインであったことです(笑)
先ほどの写真から20日ほど経過しました。
高さは順調に伸びているようです。
このころに化学肥料を少し投入したので、色が少し濃くなったような気がします。
前の写真では気が付きにくいでしょうが、このころから穂がちらほらと見えるようになりました。
ちょうどみんながキャンプの準備に追われている頃でした。
この写真は前の写真から1月が経過した写真です。
雑草が鬱蒼としていますね。また、草引きをしましたよ。頑張りました。お米班長。
このときにはかなりの数の個体から穂が出ていました。
言うまでもありませんね。
草引きをしました。このときに腕に尋常じゃない数の虫刺されができました。頑張った勲章。
こちらは10月になってからの写真になります。
このころには、外から見ても小麦色の穂が確認できました。
もうそろそろ収穫!という様子です。
そして本日収穫をしました。
今日はネリカ米のメンバーが全員そろうことができなかったので(収穫を決定し他のは今日の昼休み)、半分ほど収穫して、あとはほかのメンバーさんに任せようと思います。
収穫は素手で行いました。本当は石包丁で穂首刈をしたかったのですがなんせ磨製石器がなかったので、夢はかないませんでした。次のメンバーさんが持ってきてくれると信じています。
脱穀も素手で行いました。
収量は植えた量のおよそ倍くらい。後半分残っているので、おそらくは、4倍近くになればいいなと思っています。
今日のブログは長くなりましたが、ネリカ米の成長まとめを終えたいと思います。
最後に。この写真の番号を振り返ると3500枚近くの写真を撮っていることになります。この写真を撮っているカメラは、私の私物ですが、ほとんどユネスコクラブの活動で用いているので、およそ3500枚近くみんなの写真を収めていることになります。
こうして記録をつけるのもとても楽しい作業ですが、ふと写真を見たときに、このときはこんなことをしたなあとか振り返っているとき、とても幸せな気分がします。
写真のほとんどが部員が笑顔でいる写真や、真剣に取り組んでいる姿、オフショットなど、この写真を使って、2012年のまとめのムービー等を作成したいなあとも感じました。
最後がネリカ米とはかけ離れてしまいましたが、今回は感想ではなく、ネリカ米の報告がてらブログを書かせていただきました。
感想は後程投稿したいと思います。
そして最後になりましたが、今回ネリカ米を作成するにあたって、種もみを譲ってくださったブルキナファソ友好協会の皆様、育てるうえで、相談、土地を貸してくださった理科教育専修のK先生、Tさん。こんなところですが、お礼を述べたいと思います。ありがとうございました。
後藤田
奈良教育大学ユネスコクラブの活動報告用のBlogです。 ユネスコクラブについては、linkの奈良教育大学ユネスコクラブのHPをご参照いただければと思います。 このBlogでは主に、活動報告を中心に、ユネスコクラブ新聞「つながり」には書ききれなかった、細かな活動報告を、管理者もしくはBlogを書いている人の主観で書いていきたいと思います。 現在はサイトの管理者のみが管理しておりますが、ゆくゆくはたくさんの部員がBlogをアップしていきますので、楽しみにしていてください。
2012年10月25日木曜日
2012年10月7日日曜日
大台ケ原を歩く。
こんにちは!
今日はユネスコクラブの活動とは少し異なりますが、奈良教育大学 植物生態学研究室で行われた環境ESD大台ケ原を歩こうという企画に参加したので、そのことについて書きたいと思います。
まず、大台ケ原について。
大台ケ原は奈良県と三重県に位置する山のことで、吉野熊野国立公園の一部です。
今現在でもトウヒ林やブナなどの貴重な自然が残っているところです。
今回のフィールドツアーの題材が「傷だらけの森を見て回る」ということで、近年問題化されつつある鹿害についてがメインでした。その内容、また、。私が感じたことを三つほど書きたいと思います。それは一つ目に意外に感じたマナーについて。二つ目に鹿による被害の比較について。三つ目に自分の目で見て確かめることについて。
一つ目に感じた意外なマナーは、よく山や公園を歩くと、「ごみのポイ捨てはしてはいけません」「残飯は持ち帰りましょう」などのアナウンスや看板を見るでしょう。今回、ナビゲーターとして私たちを案内していただいたIさん(十津川村道普請の関係の方々とお友達と聞いて、世界はせまいんだなあと感じました笑)によると、「最近は利用者のマナーが良くなり、清掃員もほとんど入っていない。昔は毎日のように入っていた」という事だった。やはり、登山客の中に山をきれいに残していきたいという気持ちが高まっているのではないのかと思いました。
また、もうひとつ、山ではよくあることとして、草むらに小便をしたときの話がありました。
山にいる鹿は塩分が足りないらしく、小便をしたところの草だけを食べてしまうそうです。
写真を見ると一目瞭然だと思います。
二つ目に鹿による被害の比較について。
鹿による被害は50年前の大きな台風被害から始まったそうです。台風被害によって大きな気が倒れ、ミヤコザサという鹿の主食となる笹が茂り始めて、多くの鹿が大台ケ原にやってきたそうです。その鹿は奈良公園でもあるように、木の皮を食べたり、木の子どもを食したり、また、主食の笹だけでも乾燥重量で一日4キロほど食べるそうです。
その防止策として防鹿柵などを作っているそうです。
写真を見ればその効果はよくわかると思います。
また、鹿の急増にはオオカミの絶滅も関係しているそうです。
三つ目に自分の目で見ることについて。
ハイキング途中の正木峠という場所では写真だけを見ると見晴らしのいい原っぱ程度に思えますが、実際に見てみると枯れ木が多く分布し、また昔との比較画像を見ると、それは盲すさまじいことになっています(昔の写真は環境省のHPへ)
さらに、防鹿柵の内と外では草木の育ち方が全然異なるし、シカが木の皮をむかないようにつけたラス巻(現在はプラスチックであるが、昔は金属)では、金属の方では苔がなく、プラスチックでは苔がわずかに生えていたり、目に見える植物はシカに毒性にある植物が多くあったりなど、本には書いていても、あまり印象に残らない、または興味がないと見ないこともたくさん見られた気がします。
最後にこのキャンプを通じて得たものはいろいろとありますが、私個人が得た感想として、もっと環境ESDや、理科に関するESDを勉強したいという気持ちが高まりました。
未来でももっと豊かな自然に触れられるようにも考えられたらなあと思いました。
後藤田
大蛇ぐらからの風景 足が竦む |
まず、大台ケ原について。
大台ケ原は奈良県と三重県に位置する山のことで、吉野熊野国立公園の一部です。
今現在でもトウヒ林やブナなどの貴重な自然が残っているところです。
今回のフィールドツアーの題材が「傷だらけの森を見て回る」ということで、近年問題化されつつある鹿害についてがメインでした。その内容、また、。私が感じたことを三つほど書きたいと思います。それは一つ目に意外に感じたマナーについて。二つ目に鹿による被害の比較について。三つ目に自分の目で見て確かめることについて。
塩分が不足中 |
また、もうひとつ、山ではよくあることとして、草むらに小便をしたときの話がありました。
山にいる鹿は塩分が足りないらしく、小便をしたところの草だけを食べてしまうそうです。
写真を見ると一目瞭然だと思います。
二つ目に鹿による被害の比較について。
鹿の口の届く範囲に枝がない |
その防止策として防鹿柵などを作っているそうです。
写真を見ればその効果はよくわかると思います。
正木峠の現状 |
また、鹿の急増にはオオカミの絶滅も関係しているそうです。
台風の被害で倒木 |
三つ目に自分の目で見ることについて。
ハイキング途中の正木峠という場所では写真だけを見ると見晴らしのいい原っぱ程度に思えますが、実際に見てみると枯れ木が多く分布し、また昔との比較画像を見ると、それは盲すさまじいことになっています(昔の写真は環境省のHPへ)
さらに、防鹿柵の内と外では草木の育ち方が全然異なるし、シカが木の皮をむかないようにつけたラス巻(現在はプラスチックであるが、昔は金属)では、金属の方では苔がなく、プラスチックでは苔がわずかに生えていたり、目に見える植物はシカに毒性にある植物が多くあったりなど、本には書いていても、あまり印象に残らない、または興味がないと見ないこともたくさん見られた気がします。
柵の内と外の違い |
最後にこのキャンプを通じて得たものはいろいろとありますが、私個人が得た感想として、もっと環境ESDや、理科に関するESDを勉強したいという気持ちが高まりました。
未来でももっと豊かな自然に触れられるようにも考えられたらなあと思いました。
後藤田
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