先日のブログにも更新した通り、26日27日と十津川村に道普請ボランティアに行ってまいりました。
一日目の笠捨山 |
全員が6時に大学の正門に集合し、簡単な出発式、加藤先生より安全に帰ってこれるようにお話があり、そのあとお菓子をいただき、出発しました。
十津川村に到着すると、すぐに今回道普請する場所の笠捨山に登りました。
笠捨山は道が細く入り組んでいて、何度も落ちそうになりながら頂上を目指して頑張りました。
頂上についてまず腹ごしらえをして、そこから作業をスタートしました。
作業は本当に道なきところに道を作るような険しいもので、何度も滑落しそうになりながらも、下山しながら道普請をしました。この日は二時間~三時間の活動でした。
頑張るユネスコ部員 |
体力的な疲労もかなりありましたが、それよりも多く残ったのが精神的な疲労感。落ちたら終わりの所で作業していたわけですから、車に乗った時の安心感はとても心地よいものでした。
そうやって疲れながらも、自分が危ないと思う道に道を作っていったわけですから、少しは十津川村の人たちの役に立てたのかなあとも感じたりします。
道普請は、ふと自分の後ろを振り返るとそこにきれいな道ができていて、自分の行った証が刻まれます。その反面、雨や災害ですぐにその証がなくなってしまうのもこの活動の意義だと私は感じています。前回の活動後も、十津川村に災害警報が流れた瞬間に、「十津川村の人たちは大丈夫かなあ。あの道はどうなったかなあ」と考えることがよくあって、そのたびにもう一度十津川村に行きたいなあという気持ちが強くなりました。
活動に行った人も、このブログを読んだ方も、報告会に参加された方もこんな気持ちが少しでも芽生えたらいいなあと、私は感じています。それこそが、「つながり」でないかなあと思います。
みんなで夕ご飯!いただきます! |
一日目はこの後宿に行き、夕ご飯の後温泉に行って、就寝しました。
ちなみに、十津川村の観光資源、名物として、温泉はとても有名で、「十津川温泉」と「湯泉地温泉」があります!もし温泉好きな方がいたら一度訪ねてみてください。まさに秘境!いまだにコミュニティ性が多く残り、良い人がたくさんいます。また、こんにゃくは絶品です!大和八木から新宮までの日本一長い路線バスで行くことができます。
一日目before |
一日目after |
二日目は、前日の疲れもあり、また前日に落ちそうになった人が多かったため(ちなみに私は崖に向かって走りました笑)笠捨山の頂上をあきらめて、玉置神社と熊野古道をつなぎ竹筒に続く道を道普請することになりました。
この道は広く、また前に道普請ツアーできれいにしてあるので、あまり困ることなく和歌山の県境まで出ることができました。途中玉置神社の鳥居跡と思われるところを通過し、道普請スタート。
この道は特に危ないこともありませんでしたが、道のど真ん中に大きな石があったり、木の根がトラップのように張り巡らされていたりと前日に比べて違う危険性を感じる道でした。
それほど危険にさらされることもなく、昼食となりました。昼食後も小一時間道普請をして、その日は活動を終えました。
二日目before |
二日目after |
そして、十津川第一小学校に見学に行きました。
見学に行ったのが休日だったので残念ながら子どもたちに会うことはできませんでしたが、ユネスコクラブの卒業生の先輩にも会うことができましたし、教頭先生にも面白い土地の話、興味深い小学校の話などを伺うことができ、とてもよい経験となりました。
十津川第一小学校を後にして、滝の湯に行き、帰路につきました。
今回の十津川村道普請では、二日間を通していろいろなものを得たと思います。
いつも以上に力強く活動している部員や新入部員の一面。大学院生の方々と仲良くなったりなど、奈良教育大学チームでのつながり、十津川村の方々とのつながり、そして何よりも十津川村とのつながりが一層強まった気がします。
今年はまだまだ十津川村とつながりながら、道普請をして行けたらなあと考えています。
ユネスコクラブの部員も、このブログを見ている方も、もし、興味があれば、一度ユネスコクラブ活動や、十津川村道普請ボランティア報告会に参加してみてください。
何か自分に変化があると思います。
私はいろんなことで変化があったと思っています。
それでは今日はこのくらいで終えたいと思います。
連絡:29日(火)の18時より、203教室でESD連続公開講座が開催されます。
このブログを見ている方はふるってご参加ください。
最後に十津川村の面白看板で締めくくります。
「宇宙エネルギー」ってなんでしょうね。
最近はやりの仮面ライ〇ーでしょうか笑
後藤田
第三回道普請お疲れさまでした。参加したみなさんが、それぞれ何かをつかんでくれると良いと思います。ただ、記事の中に、道普請が危険な作業であるかの様な記載がありますが、本当に危険な作業ならば、大学生に勧めません。
返信削除中澤先生コメントありがとうございます。
返信削除読み返してみると、危険なことを誇張表現していました。もしこの文章でいきたくなくなった人がいればそれはいけないことです。
これからはもっと気を使った文章表現に精進したいと思います。