大蛇ぐらからの風景 足が竦む |
まず、大台ケ原について。
大台ケ原は奈良県と三重県に位置する山のことで、吉野熊野国立公園の一部です。
今現在でもトウヒ林やブナなどの貴重な自然が残っているところです。
今回のフィールドツアーの題材が「傷だらけの森を見て回る」ということで、近年問題化されつつある鹿害についてがメインでした。その内容、また、。私が感じたことを三つほど書きたいと思います。それは一つ目に意外に感じたマナーについて。二つ目に鹿による被害の比較について。三つ目に自分の目で見て確かめることについて。
塩分が不足中 |
また、もうひとつ、山ではよくあることとして、草むらに小便をしたときの話がありました。
山にいる鹿は塩分が足りないらしく、小便をしたところの草だけを食べてしまうそうです。
写真を見ると一目瞭然だと思います。
二つ目に鹿による被害の比較について。
鹿の口の届く範囲に枝がない |
その防止策として防鹿柵などを作っているそうです。
写真を見ればその効果はよくわかると思います。
正木峠の現状 |
また、鹿の急増にはオオカミの絶滅も関係しているそうです。
台風の被害で倒木 |
三つ目に自分の目で見ることについて。
ハイキング途中の正木峠という場所では写真だけを見ると見晴らしのいい原っぱ程度に思えますが、実際に見てみると枯れ木が多く分布し、また昔との比較画像を見ると、それは盲すさまじいことになっています(昔の写真は環境省のHPへ)
さらに、防鹿柵の内と外では草木の育ち方が全然異なるし、シカが木の皮をむかないようにつけたラス巻(現在はプラスチックであるが、昔は金属)では、金属の方では苔がなく、プラスチックでは苔がわずかに生えていたり、目に見える植物はシカに毒性にある植物が多くあったりなど、本には書いていても、あまり印象に残らない、または興味がないと見ないこともたくさん見られた気がします。
柵の内と外の違い |
最後にこのキャンプを通じて得たものはいろいろとありますが、私個人が得た感想として、もっと環境ESDや、理科に関するESDを勉強したいという気持ちが高まりました。
未来でももっと豊かな自然に触れられるようにも考えられたらなあと思いました。
後藤田
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