こんにちは。
今回は先日行われたESD子どもキャンプについての投稿です。
ESD子どもキャンプは奈良市の小中学校のユネスコスクールを対象としたキャンプで、今年からは奈良教育大学ユネスコクラブが運営側として本格的にかかわることになり、クラブ員のほとんどが運営、リーダーに関わりました。
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夜遅くまで準備が進められる |
我々が企画運営としてかかわった企画は
1.始まりのオリエンテーション
2.キャンパスフィールドワーク
3.チャレンジタイム
4.ひぐらしの集い
5.キャンプファイヤー
6.星座観察
7.朝の散歩
8.テーマ別映像作品の作成
などの項目にそれぞれのクラブ員がかかわり、企画運営をしました。
どの企画もいろんな工夫を凝らし、子どもたちに楽しんでもらえたのかなあと思います。
しかし、いろいろな点で至らぬ点があったでしょうから、我々も反省を行い来年に、またはほかの企画につなげていきたいと考えています。
各コーナーでの詳細。
1.始まりのオリエンテーション
始まりのオリエンテーションではまず、今回のキャンプの目的、注意事項、そしてテーマソングを練習して始まりました。今回のキャンプの目的は「奈良の町となかまのいいとこ見つけよう」「夏休み最後の思い出:大学でキャンプ!」でした。
アイスブレーキングとして画伝言ゲームを行いました。
クラブ員ともどもみんながこの目的のもとに頑張れたかなあと感じています。また、この目的をやり遂げたなあと感じる理由は、子どもたちが作ったテーマ別作品にも現れた気がします。私のいた半でも、「仲間」「絆」というテーマが話し合いで生まれており、リーダー全員が感動していました。
※テーマソング
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事前に奈良の風の練習会 |
「奈良の風」
若草山を 昇る風
胸の鼓動 速くなる
平和の夢を 空に描き
はるかに望む 大仏殿
奈良でしかできないこと
奈良の風 僕たちの風
奈良でしかできないこと
奈良の風 僕たちの風
2.キャンパスフィールドワーク
このコーナーでは、今回一泊する奈良教育大学に詳しくなるために行われたコーナーで、いろいろなマニアックなスポットを散策しました。もちろん有名なところもありましたが・・・・・・四回生でも知らないスポットもちらほら。このときにテント設営も行い、なんとなくキャンプらしくなり、子どもたちのテンションも上がっていました笑
今回回ったスポットは吉備塚、国際交流室、新薬師寺遺構、大学講堂、教育資料館、などなどでした。
コーナーの説明に寸劇が行われたのですが、これもなかなか子どもたちに受けがよく、キャンプファイヤーのスタンツでも説明に出て来た警部さん役が頑張っていました。
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テーマ別フィールドワークに出発だ! |
〇テーマ別フィールドワーク
このコーナーではならまちのレトロ&モダンを題材に自分の気に入った場所を写真に収めながら、与えられた課題(写真があり、それと同じ写真を撮ってくる)をクリアしていというものでした。
3.チャレンジタイム
このコーナでは決まったお金の中で晩御飯とお風呂に入ってくるという課題が課され班ごとにならまちをさらに探検します。前コーナーのテーマ別フィールドワークで下見を行い、自分たちで話しあって、晩御飯や銭湯の場所を決めました。
コーナの説明は大学生と大学院生のグループが行ったのですが、それが一味違っていて、子どもたちを楽しませていました。大学生はぐったりした感じでしたが・・・(笑)
4.ひぐらしの集い
キャンプファイヤーへの気持ちを高める時間。キャンプファイヤー時に歌う歌を練習したり、キャンプファイヤーの注意事項を伝達したり等を行いました。ここから司会を大学生と大学院生が務めました。個人的な話になりますが、このときに歌った雨 風 嵐のフレーズが頭から離れないんすよね。これって私だけなのでしょうか(笑)
5.キャンプファイヤー&スタンツ披露
キャンプファイヤーを行いながら、各班のスタンツを披露しました。各班のスタンツは班ごとの色が出ていました。歌で自分の班の行動を説明する班や、自己紹介で班を説明していくスタイル、ショートコントなどなど「それは思いつかなかった!」「おろしろい!」みんなで盛り上がりながらスタンツを見つめました。また、学生のスタンツや教員のスタンツなどもあり、キャンプファイヤーの火とともに盛り上がりました。教員スタンツは衝撃的な演出と、子どもたちが普段見ている先生とのギャップにも楽しんでいました。
そして、学生、大学院生、教員がキャンプファイヤーの火を使ってトーチ回しを行いました。子どもたちは一言も話すこともなく、その幻想的な雰囲気を過ごしていました。
私は次の用意があったので、来年こそはこのトーチ回しをしっかりと見たいと思いました。
最後に燈花会を用いて振り返りタイムを行いました。自分の一日の行動を見つめて、どうだったのか、そして明日どんなことがしたいのか、キャンプファイヤーで気持ちが昂る中、いろいろな決意を聞くことができたかなあと感じています。
6.星座観察
このコーナーは私も関係しながら作り上げました。
地面にプロジェクターを使って星空を投影するという演出を行い、誘導灯として燈花絵を用いました。
7.朝の散歩
朝の散歩ではネイチャービンゴと木とリスというゲームを行いました。
ネイチャービンゴとは事前にビンゴシートが配られ、そのビンゴシートに書いてある物を持ってくるというゲームでした。ここまでだと普通のビンゴとなんら変わりがありませんが、このビンゴゲームではビンゴシートに秘密がありました。ビンゴシートに書いていることは、茶色のもの、冷たいもの、硬いものなど、もの自身の名詞はなく、自然にあるものを持ってくるという、一味変ったものでした。
8.テーマ別映像作品の作成
テーマ別フィールドワークで学んだことをムービーにまとめました。学生リーダーが言わずとも、今回の目的、仲間の良さを題材にしたムービーが多いような気がしました。
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ESD勉強会 |
〇ESD勉強会
各班が作ったムービーを流しながら、自分たちが二日間で学んだこと、また、今回のキャンプで、いろんな人に伝えたいと思ったことを発表しました。また、中澤先生のミニ講演会も行いました。
これが各コーナーごとのまとめになります。
今回のキャンプは運営企画等のいろいろなものを私たちユネスコクラブが担当をさせていただきました。その中で、大学で行うこと、食事を地域ですること、銭湯体験、大学でのキャンプファイヤーなど、今まで前例が少ない、または、ないことにチャレンジしてきました。子どもたちが帰っていく姿、最後のESD勉強会でのムービーを見れば、子どもたちが少しは満足のいくキャンプを運営できたのかなあと感じています。しかし、その中でも私たちなりに、もっとできた部分や、準備が至らなかった部分などもたくさん出てきます。これらを私たち反省し、次に生かしていきたいと思っています。来年もESD子どもキャンプができるように、また、今年よりもグレードアップしたものを届けられるように努力をしていきたいと考えています。
最後になりましたが、今回、子どもキャンプに参加されたみなさん、また関係してくださった教員の皆様、本当にありがとうございました。
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ユネスコクラブの集合写真 |
後藤田