2012年11月23日金曜日

宮城教育大学・仙台ユネスコ協会との交流会

こんにちは今日は、11月17,18日に行いました、ユネスコクラブ間交流遠征について書きたいと思います。

まず、行程について書きます。今回の行程は以下の通りです。

1117
仙台駅着
 
仙台ユネスコ会館着
 
仙台ユネスコ会館にて宮城教育大学I先生とより、宮城県下のユネスコスクールの概要説明を受ける。

宮城教育大学内を車中見学

仙台城見学

昼食

仙台ユネスコ協会学生部と交流会

夕食

1118日 

榴岡公園見学

松島見学

昼食

東松島市野蒜地区に被災地の見学

仙台駅にて宮城教育大学見上学長と夕食

仙台駅発
 
今回の活動をI先生との交流、仙台ユネスコ協会との交流、野蒜地区見学の三つの視点から考えていきたいと思います。
 
まず、I先生との交流についてです。
宮城県下のユネスコスクールの
活動説明を聞く
宮城教育大学のI先生には、宮城教育大学が行っているESD活動などの説明を受けました。宮城教育大学では、環境教育を柱に、様々な活動を行っているそうです。その他には宮城教育大学内にあるESDに関する施設などを、宮城教育大学が推 入試実施中のため、学内を歩いて見学することはかなわなかったが、車中見学という形で行いました。仙台城の見学では、有名な伊達政宗像、東日本大震災で被災してしまった仙台城の石垣、仙台城跡から見える仙台市の様子、また、ボランティアガイドの方に、仙台城から見える広瀬川の説明を受け、とても充実した交流、見学となりました。


伊達正宗像
 
 
二つ目に仙台ユネスコ協会学生部の皆様との交流会を紹介します。
今回の交流会では、双方の活動報告会という形で行われました。
仙台ユネスコ協会学生部のおもな活動は以下のように説明していただきました。
 
1. 「絆」メッセージ展

交流会の様子
 東日本大震災を受けて、世界の国々に宮城の子どもたち、日本人にメッセージを募ったそうです。そのメッセージは約3万通にもなり、ほとんどを宮城県下の小中学校に郵送したそうですが、その中でも、特定の国では贈ることが難しいものがあり、残りのメッセージと共に宮城教育大学図書館で展示会を催したそうです。その運営を仙台ユネスコ協会学生部の方々が行ったそうです。

2.仙台ユネスコキャンプ
  ユネスコの精神を子どもたちに伝えていくために、宮城県蔵王にてキャンプを催したそうです。そこでは、ユネスコにちなんで、チームの名前を国名にして発表をさせたり、チームの中にFAO(食事係)WHO(保健係)などをつくったそうです。中には東日本大震災で被災した子どもなどもいたそうで、心のケアなども心配されたそうだが、そのようなケアも仙台ユネスコ協会の方々が行ったそうです。
 この発表では、われわれの今後の参考になるような報告が行われていたので、我々のキャンプにも生かしていきたいと感じました。

3.留学生交流行事

 宮城教育大学では、留学生と接する機会が少ないそうで、仙台ユネスコ協会学生部の方々は、年末に留学生交流行事として、プレ正月を企画しているそうです。その内容は、しめ縄づくり、伝統的な遊び、正月料理など、日本の伝統に触れながら、留学生たちと交流のできる行事だそうです。我々のユネスコクラブでは、留学生との接点は多いが、その中で留学生とともに活動することは滅多にないので、ユネスコクラブでも留学生とともに行える行事を催したいという気持ちになりました

交流を通じて、仙台ユネスコ協会学生部の情報や、我々の情報を交換したが、その交換した中に私たちに共通の二つの問題があることを感じた。一つ目は「知名度の低さについて」二つ目は「ボランティアにも企画から参加してもらいたい」ということである。
一つ目では、我々の活動も、まだ学内では知名度が低い。宮城教育大学内でも、知名度が高くはないそうなので、二つの団体からその打開策を考えたり、情報を交換することで、二つの団体から発する行事を行いたいということになりました。その第一歩として、絆メッセージ展を奈良教育大学でも行いたいという結論に至りました。
二つ目については、宮城教育大学ではボランティアを募ると、当日参加の学生は集まるが、企画段階から参加する学生はとても少ない、ほとんどいない状況であるそうです。我々の奈良教育大学でも、同じことが言えるのではないかと私は感じました。ユネスコクラブでは企画段階から参加することを心がけているが、他の学生ではどうだろうか。私は、一つ目の「知名度の向上」についても同時に考えていきたいと感じました。
 
三つ目に東松島市野蒜地区見学について紹介します。
野蒜には、JR仙石線(仙台と石巻をつなぐ)が復旧工事を終了していないため、松島海岸駅からJR代行バスにて向かいました。
野蒜駅は震災によるがれきはほとんど撤去されている状況でしたが、まだ、被災の痕跡が残されている状況でした。
また、途中立ち寄った東松島市立鳴瀬第二中学校では校舎のガラスがほとんど割れ、教室も跡形もありませんでした。がれきが校舎の中庭に置かれていた、理科室の薬品がなくなっていたことからすると、片づけは入ったようですが、復旧される様子はありませんでした。
帰る道中に野蒜小学校もありましたが、まだ仮設住宅の住居者がいましたので、今回は見学を控えました。

鳴瀬第二中学校

時計が止まっている



今回の交流会を通じて、我々の活動の良い点、悪い点を考えることができたと私は感じている。良い点については、地域との交流を行っている、活動員が多い、様々な活動を行っている。悪い点については、知名度が低く、自分たちで完結してしまっている、また、目的意識が低い(報告のスライドを作っているときに、感じていたが、これが目的だということが少ない)、企画に参加する学生が少ない(全体的に見て)など、解決、または克服していくべき問題も見えてきました。
これからも我々は活動を通じて、仙台ユネスコ協会の方々、宮城教育大学の方々とも交流をしていきたいと感じています。また、見えてきた良い点をさらに発展していく、悪い点を変えていく必要があると感じました。

最後になりましたが、今回この交流にかかわっていただきました、宮城教育大学の方々、仙台ユネスコ協会学生部の皆様、今回は本当に良い経験となりました。参加学生、また、今回の活動報告を聞いた学生一同、大変感謝しています。また、機会がありましたら、奈良の方へも足をのばしてください。

仙台名物牛タン!

榴岡公園ブーツの像前にて


後藤田
 
 

2012年10月25日木曜日

ネリカ米ついに収穫!!

こんばんは
ユネスコクラブの後藤田です。
いえ。今日は奈良教育大学ユネスコクラブネリカ米班長としてブログを書きたいと思います。
(本日のブログは写真を多く使っています)

今日はネリカ米を収穫しました。
今年の2月。大阪で行われたワンワールドフェスティバルでネリカ米に出会ってから、一年間どうやって育てていこうかと考えていましたが、中澤先生、理科教育専修のK先生をはじめ、多くの先生方、また、ユネスコクラブ部員のみんなの協力によって、ネリカ米を収穫することができました。

今日は、ネリカ米の収穫を祝して、(私個人が勝手に喜んでいます)ネリカ米の成長を時系列とともにご紹介したいと思います。

この写真は種まきから1~2週間ほどして芽が出てきた様子です。
4か月半前にはこんな感じでネリカ米プロジェクトが始まりました。







一枚目の写真から1週間後
一枚目に比べてかなり成長がはっきりわかると思います。
また、背の高さだけでなく、芽の数も爆発的に増えています。






二枚目の写真からさらに一週間が過ぎました。ネリカ米の芽よりも雑草が目立ってきました。
写真は上から撮った図です。






三枚目の写真から3週間ほど経過しました。雑草が目立ってきたというよりも、どちらかというと、雑草がメインになりつつあります(笑)
この後、草引きをしました。





さらに一週間が経過しました。
草引きをしてすっきり。しかし、色が少し若い気もします。
草引きをしてわかったのが、本当に雑草がメインであったことです(笑)





先ほどの写真から20日ほど経過しました。
高さは順調に伸びているようです。
このころに化学肥料を少し投入したので、色が少し濃くなったような気がします。





前の写真では気が付きにくいでしょうが、このころから穂がちらほらと見えるようになりました。
ちょうどみんながキャンプの準備に追われている頃でした。








この写真は前の写真から1月が経過した写真です。
雑草が鬱蒼としていますね。また、草引きをしましたよ。頑張りました。お米班長。
このときにはかなりの数の個体から穂が出ていました。





言うまでもありませんね。
草引きをしました。このときに腕に尋常じゃない数の虫刺されができました。頑張った勲章。






こちらは10月になってからの写真になります。
このころには、外から見ても小麦色の穂が確認できました。
もうそろそろ収穫!という様子です。






そして本日収穫をしました。
今日はネリカ米のメンバーが全員そろうことができなかったので(収穫を決定し他のは今日の昼休み)、半分ほど収穫して、あとはほかのメンバーさんに任せようと思います。
収穫は素手で行いました。本当は石包丁で穂首刈をしたかったのですがなんせ磨製石器がなかったので、夢はかないませんでした。次のメンバーさんが持ってきてくれると信じています。




脱穀も素手で行いました。
収量は植えた量のおよそ倍くらい。後半分残っているので、おそらくは、4倍近くになればいいなと思っています。






今日のブログは長くなりましたが、ネリカ米の成長まとめを終えたいと思います。
最後に。この写真の番号を振り返ると3500枚近くの写真を撮っていることになります。この写真を撮っているカメラは、私の私物ですが、ほとんどユネスコクラブの活動で用いているので、およそ3500枚近くみんなの写真を収めていることになります。
こうして記録をつけるのもとても楽しい作業ですが、ふと写真を見たときに、このときはこんなことをしたなあとか振り返っているとき、とても幸せな気分がします。
写真のほとんどが部員が笑顔でいる写真や、真剣に取り組んでいる姿、オフショットなど、この写真を使って、2012年のまとめのムービー等を作成したいなあとも感じました。

最後がネリカ米とはかけ離れてしまいましたが、今回は感想ではなく、ネリカ米の報告がてらブログを書かせていただきました。
感想は後程投稿したいと思います。


そして最後になりましたが、今回ネリカ米を作成するにあたって、種もみを譲ってくださったブルキナファソ友好協会の皆様、育てるうえで、相談、土地を貸してくださった理科教育専修のK先生、Tさん。こんなところですが、お礼を述べたいと思います。ありがとうございました。



後藤田

2012年10月7日日曜日

大台ケ原を歩く。

こんにちは!
大蛇ぐらからの風景 足が竦む
今日はユネスコクラブの活動とは少し異なりますが、奈良教育大学 植物生態学研究室で行われた環境ESD大台ケ原を歩こうという企画に参加したので、そのことについて書きたいと思います。

まず、大台ケ原について。
大台ケ原は奈良県と三重県に位置する山のことで、吉野熊野国立公園の一部です。
今現在でもトウヒ林やブナなどの貴重な自然が残っているところです。
今回のフィールドツアーの題材が「傷だらけの森を見て回る」ということで、近年問題化されつつある鹿害についてがメインでした。その内容、また、。私が感じたことを三つほど書きたいと思います。それは一つ目に意外に感じたマナーについて。二つ目に鹿による被害の比較について。三つ目に自分の目で見て確かめることについて。







塩分が不足中
一つ目に感じた意外なマナーは、よく山や公園を歩くと、「ごみのポイ捨てはしてはいけません」「残飯は持ち帰りましょう」などのアナウンスや看板を見るでしょう。今回、ナビゲーターとして私たちを案内していただいたIさん(十津川村道普請の関係の方々とお友達と聞いて、世界はせまいんだなあと感じました笑)によると、「最近は利用者のマナーが良くなり、清掃員もほとんど入っていない。昔は毎日のように入っていた」という事だった。やはり、登山客の中に山をきれいに残していきたいという気持ちが高まっているのではないのかと思いました。
また、もうひとつ、山ではよくあることとして、草むらに小便をしたときの話がありました。
山にいる鹿は塩分が足りないらしく、小便をしたところの草だけを食べてしまうそうです。
写真を見ると一目瞭然だと思います。

二つ目に鹿による被害の比較について。
鹿の口の届く範囲に枝がない
鹿による被害は50年前の大きな台風被害から始まったそうです。台風被害によって大きな気が倒れ、ミヤコザサという鹿の主食となる笹が茂り始めて、多くの鹿が大台ケ原にやってきたそうです。その鹿は奈良公園でもあるように、木の皮を食べたり、木の子どもを食したり、また、主食の笹だけでも乾燥重量で一日4キロほど食べるそうです。
その防止策として防鹿柵などを作っているそうです。

写真を見ればその効果はよくわかると思います。
正木峠の現状

また、鹿の急増にはオオカミの絶滅も関係しているそうです。







台風の被害で倒木



三つ目に自分の目で見ることについて。
ハイキング途中の正木峠という場所では写真だけを見ると見晴らしのいい原っぱ程度に思えますが、実際に見てみると枯れ木が多く分布し、また昔との比較画像を見ると、それは盲すさまじいことになっています(昔の写真は環境省のHPへ)
さらに、防鹿柵の内と外では草木の育ち方が全然異なるし、シカが木の皮をむかないようにつけたラス巻(現在はプラスチックであるが、昔は金属)では、金属の方では苔がなく、プラスチックでは苔がわずかに生えていたり、目に見える植物はシカに毒性にある植物が多くあったりなど、本には書いていても、あまり印象に残らない、または興味がないと見ないこともたくさん見られた気がします。


柵の内と外の違い

最後にこのキャンプを通じて得たものはいろいろとありますが、私個人が得た感想として、もっと環境ESDや、理科に関するESDを勉強したいという気持ちが高まりました。
未来でももっと豊かな自然に触れられるようにも考えられたらなあと思いました。


後藤田

2012年9月25日火曜日

私の好きな世界遺産in宇治

こんにちは!
最近更新が途絶えていて、部員に「ブログの更新まだですか??」と尋ねられたので、更新したいと思います。


源氏物語 宇治十帖の舞台でも有名
今回は先日行われた「私の好きな奈良番外編、私の好きな世界遺産in宇治」について更新したいと思います。

この私の好きな世界遺産in宇治は一回生5名が企画したもので、部員の一人の地元である世界遺産、「平等院鳳凰堂」と「宇治上神社」について紹介するコーナーでした。




レアな平等院鳳凰堂
参加者10人がまだ暑さの残る京都は宇治に集合しました。そこからまずは平等院鳳凰堂へ、平等院鳳凰堂は現在改修工事中なので、本来の姿に足場が組まれており、十円玉に描かれている姿を見ることはできませんでした。しかし、ある部員によると、「逆に考えれば、足場を組んでいる平等院のほうがレアだ」ということでわたしたちはそのポジティブシンキングに乗っかって、足場の組んであるのを鑑賞しました。
この中で気づいたこととして、足場が木で組んであることに注目することもありました。
現在では珍しいのでしょうか??まったく謎です。笑


宇治名物1 茶そば
そののち平等院内の鳳翔館を見学し、(鳳翔館では、二体の鳳凰のどちらがオスかを考えました。資料によると、どちらも雄鶏をかたどっているそうですが。笑)その後、みんなで宇治名物茶そばを食べに行きました。
十三重石塔

茶そばの後はもちろん抹茶パフェ!と行きたかったのですが、そこは自我を抑えて宇治上神社へ。
途中、十三重石塔で勉強会を行い、少し寄り道で興聖寺へ、興聖寺では秋の風を感じながら、鶯張りの床を楽しんだり・・・・・・(季節バラバラ笑)
そののち宇治神社、宇治上神社とまわり、源氏物語ミュージアムへ・・・・・・

源氏物語ミュージアムでは橋姫の映画を鑑賞し、みんなで源氏物語占い(質問に答えると、自分が源氏物語でいう誰なのかを教えてくれるマシー)をし、そしてお待ちかねの抹茶パフェへ


宇治上神社
予定していたお店は満員でしたので、急遽違う店で食べることに、しかし!この店もおいしかった!宇治ではどの店でも抹茶パフェは一級品なんですね!びっくり!

今回の私の好きな奈良番外編、私の好きな世界遺産in宇治はこのようなものでした。
こうして手軽にスタディーツアーのようなものができるのもこの奈良、京都の魅力だと思います!

今回企画してくれた一回生のみなさんありがとうございました!




宇治名物2 抹茶パフェ

宇治川のほとりで記念写真!!




後藤田

2012年9月23日日曜日

慶応大学ユネスコクラブ交流会

こんにちは
キャンプの報告と連続投稿になります。
しかし、今回はキャンプよりも少しホットな話題をお届けしたいと思います。









9/20(木)に私たちユネスコクラブは、慶応大学ユネスコクラブの皆様と法隆寺、東大寺の奈良世界遺産ツアーを行ってきました。

法隆寺、東大寺をめぐる。
慶応大学ユネスコクラブのみなさんは、広島、京都、奈良とをめぐるスタディーツアーの最中だったそうで、私たち奈良教育大学ユネスコクラブでは、世界遺産学習として慶応大学ユネスコクラブのみなさんに学んでいただけるようにご案内しました。

法隆寺では法隆寺の柱のなぞ、五重塔についての質問、夢殿は何角形なのかなどの問題を一緒になりながら探したり、解いたりしました。

東大寺では大仏殿の時代について、大仏様の近くにある蝶が普通の蝶とは違う点、そのほかには鹿の数などの問題を解きました。

スタツアの発表会
東大寺を巡ったのちに、慶応大学ユネスコクラブのみなさんの今回のスタディーツアーで感じたことを発表していただきました。
広島での平和学習では原爆ドームに行き、様々な人にインタビューを試みたそうです。
その結果や、そのインタビューなどを受けてどう考えたかなどを発表しました。
この話し合いの詳細は慶応大学ユネスコクラブのHPでご覧ください。
http://keio-unesco-club.jimdo.com/

慶応大学ユネスコクラブのみなさん一日楽しい交流をありがとうございました。


後藤田


ESDこどもキャンプ!

こんにちは。


今回は先日行われたESD子どもキャンプについての投稿です。

ESD子どもキャンプは奈良市の小中学校のユネスコスクールを対象としたキャンプで、今年からは奈良教育大学ユネスコクラブが運営側として本格的にかかわることになり、クラブ員のほとんどが運営、リーダーに関わりました。
夜遅くまで準備が進められる
我々が企画運営としてかかわった企画は
1.始まりのオリエンテーション
2.キャンパスフィールドワーク
3.チャレンジタイム
4.ひぐらしの集い
5.キャンプファイヤー
6.星座観察
7.朝の散歩
8.テーマ別映像作品の作成

などの項目にそれぞれのクラブ員がかかわり、企画運営をしました。
どの企画もいろんな工夫を凝らし、子どもたちに楽しんでもらえたのかなあと思います。
しかし、いろいろな点で至らぬ点があったでしょうから、我々も反省を行い来年に、またはほかの企画につなげていきたいと考えています。

各コーナーでの詳細。
1.始まりのオリエンテーション
始まりのオリエンテーションではまず、今回のキャンプの目的、注意事項、そしてテーマソングを練習して始まりました。今回のキャンプの目的は「奈良の町となかまのいいとこ見つけよう」「夏休み最後の思い出:大学でキャンプ!」でした。
アイスブレーキングとして画伝言ゲームを行いました。
クラブ員ともどもみんながこの目的のもとに頑張れたかなあと感じています。また、この目的をやり遂げたなあと感じる理由は、子どもたちが作ったテーマ別作品にも現れた気がします。私のいた半でも、「仲間」「絆」というテーマが話し合いで生まれており、リーダー全員が感動していました。

※テーマソング
事前に奈良の風の練習会
「奈良の風」
若草山を 昇る風
胸の鼓動 速くなる
平和の夢を 空に描き
はるかに望む 大仏殿
奈良でしかできないこと
奈良の風 僕たちの風
奈良でしかできないこと
奈良の風 僕たちの風

2.キャンパスフィールドワーク
このコーナーでは、今回一泊する奈良教育大学に詳しくなるために行われたコーナーで、いろいろなマニアックなスポットを散策しました。もちろん有名なところもありましたが・・・・・・四回生でも知らないスポットもちらほら。このときにテント設営も行い、なんとなくキャンプらしくなり、子どもたちのテンションも上がっていました笑
今回回ったスポットは吉備塚、国際交流室、新薬師寺遺構、大学講堂、教育資料館、などなどでした。
コーナーの説明に寸劇が行われたのですが、これもなかなか子どもたちに受けがよく、キャンプファイヤーのスタンツでも説明に出て来た警部さん役が頑張っていました。
テーマ別フィールドワークに出発だ!
〇テーマ別フィールドワーク
このコーナーではならまちのレトロ&モダンを題材に自分の気に入った場所を写真に収めながら、与えられた課題(写真があり、それと同じ写真を撮ってくる)をクリアしていというものでした。

3.チャレンジタイム
このコーナでは決まったお金の中で晩御飯とお風呂に入ってくるという課題が課され班ごとにならまちをさらに探検します。前コーナーのテーマ別フィールドワークで下見を行い、自分たちで話しあって、晩御飯や銭湯の場所を決めました。
コーナの説明は大学生と大学院生のグループが行ったのですが、それが一味違っていて、子どもたちを楽しませていました。大学生はぐったりした感じでしたが・・・(笑)

4.ひぐらしの集い
キャンプファイヤーへの気持ちを高める時間。キャンプファイヤー時に歌う歌を練習したり、キャンプファイヤーの注意事項を伝達したり等を行いました。ここから司会を大学生と大学院生が務めました。個人的な話になりますが、このときに歌った雨 風 嵐のフレーズが頭から離れないんすよね。これって私だけなのでしょうか(笑)

5.キャンプファイヤー&スタンツ披露
キャンプファイヤーを行いながら、各班のスタンツを披露しました。各班のスタンツは班ごとの色が出ていました。歌で自分の班の行動を説明する班や、自己紹介で班を説明していくスタイル、ショートコントなどなど「それは思いつかなかった!」「おろしろい!」みんなで盛り上がりながらスタンツを見つめました。また、学生のスタンツや教員のスタンツなどもあり、キャンプファイヤーの火とともに盛り上がりました。教員スタンツは衝撃的な演出と、子どもたちが普段見ている先生とのギャップにも楽しんでいました。
そして、学生、大学院生、教員がキャンプファイヤーの火を使ってトーチ回しを行いました。子どもたちは一言も話すこともなく、その幻想的な雰囲気を過ごしていました。
私は次の用意があったので、来年こそはこのトーチ回しをしっかりと見たいと思いました。
最後に燈花会を用いて振り返りタイムを行いました。自分の一日の行動を見つめて、どうだったのか、そして明日どんなことがしたいのか、キャンプファイヤーで気持ちが昂る中、いろいろな決意を聞くことができたかなあと感じています。

6.星座観察
このコーナーは私も関係しながら作り上げました。
地面にプロジェクターを使って星空を投影するという演出を行い、誘導灯として燈花絵を用いました。

7.朝の散歩
朝の散歩ではネイチャービンゴと木とリスというゲームを行いました。
ネイチャービンゴとは事前にビンゴシートが配られ、そのビンゴシートに書いてある物を持ってくるというゲームでした。ここまでだと普通のビンゴとなんら変わりがありませんが、このビンゴゲームではビンゴシートに秘密がありました。ビンゴシートに書いていることは、茶色のもの、冷たいもの、硬いものなど、もの自身の名詞はなく、自然にあるものを持ってくるという、一味変ったものでした。

8.テーマ別映像作品の作成
テーマ別フィールドワークで学んだことをムービーにまとめました。学生リーダーが言わずとも、今回の目的、仲間の良さを題材にしたムービーが多いような気がしました。

ESD勉強会
〇ESD勉強会
各班が作ったムービーを流しながら、自分たちが二日間で学んだこと、また、今回のキャンプで、いろんな人に伝えたいと思ったことを発表しました。また、中澤先生のミニ講演会も行いました。






これが各コーナーごとのまとめになります。

今回のキャンプは運営企画等のいろいろなものを私たちユネスコクラブが担当をさせていただきました。その中で、大学で行うこと、食事を地域ですること、銭湯体験、大学でのキャンプファイヤーなど、今まで前例が少ない、または、ないことにチャレンジしてきました。子どもたちが帰っていく姿、最後のESD勉強会でのムービーを見れば、子どもたちが少しは満足のいくキャンプを運営できたのかなあと感じています。しかし、その中でも私たちなりに、もっとできた部分や、準備が至らなかった部分などもたくさん出てきます。これらを私たち反省し、次に生かしていきたいと思っています。来年もESD子どもキャンプができるように、また、今年よりもグレードアップしたものを届けられるように努力をしていきたいと考えています。


最後になりましたが、今回、子どもキャンプに参加されたみなさん、また関係してくださった教員の皆様、本当にありがとうございました。


ユネスコクラブの集合写真


後藤田

2012年8月17日金曜日

うれしい稲穂

こんにちは。

最近の活動を書いていたのですが、今回は私が主担当をしているネリカ米について。

ネリカ米に、待望の稲穂がつきました!!
ネリカ米を植えてからいろいろありましたが(ブログではあまり書かなかったのですが、日照不足、鶏に食べられる、なかなか育たないなどなど)ついに、稲穂が出たのです!!

ネリカ米の稲穂1

つい最近まで私は今年は失敗かなあと少しあきらめていましたが、稲穂がついたことで、また一段とやる気が出てきました。現在は4個体だけですが、鶏に食べられないように気を付けて、頑張って収穫に持っていきたいと思います。

このままでは今年ネリカ米を食すことができそうにもありませんが、来年に備えての種もみが少しでも実ったらなあと考えています。


ネリカ米の稲穂2


写真ではわかりにくいですが、写真中央部に稲穂があります。
また成長とともにブログに記していきたいと思います。











後藤田