2012年6月2日土曜日

私の好きな奈良第四弾「鹿のフンは宝石箱!?」

こんにちは。
今日は休日ですが、ユネスコクラブの活動がありましたので、報告します。

今回の活動は、「私の好きな奈良」というシリーズものの活動で、部員が自発的に「こんな私の好きな奈良を紹介したい」という気持ちが高まった時に行う活動です。

第0回は「喫茶かなかなでユネスコクラブ発足会」
第1回は「明日香村で奈良のなぞの石を発見しよう」
第2回は「おん祭りと春日大社」
第3回は「柿の葉寿司の文化となれずし」

そして今回の活動の「鹿のフンは宝石箱」となるわけです。
次回の活動は決まってせんが、決まり次第お伝えしたいと思います。




ではでは本題に。
今回の活動では、前にも紹介したルリセンチコガネの採集がメイン活動で、主催者の趣味が昆虫の採集だったのでこのような活動になりました。
説明中の様子
ルリセンチコガネはテレビやメディアを通じてみる機会が多い糞虫とは少し違い、前足でふんを転がさず、引っ張って巣に持ち帰るというフンコロガシでもフンを転がさない種類で、体の全体がCDの表面のようにきらきらとをしている昆虫です。

そのルリセンチコガネがいることによって、奈良公園の芝はきれいに保たれています。
芝を作る土壌、鹿の餌となる芝、土壌をきれいに保ち、芝の種を蒔くルリセンチコガネ。まさに生物が循環しながら、奈良公園の景観を守っているのです。

そして、シカのふんの中にはさらに小さい生物が入り込みます。
ルリセンチコガネは主に広葉樹の下でシカのふんを食べますが、それ以外の場所では違う生物がまさに分業を行い、奈良公園の景観に帰依しているのです。

サッカー大会in奈良公園
などなど、今回の私の好きな奈良では、主に生物の循環。そして、その中で人間が行う役割、ちなみにルリセンチコガネはこの時期だけの昆虫なので、その他のシーズンはほかの昆虫がこの役を担うのです。を考えさせられるものでした。
よく、普段目の前にあるものは当然という視点で考えるのではなく、何か前段階や、建設段階の人、ものがあることを考えなければいけないことがありますが、この昆虫たちが行ってくれている作業とはこのことと密接に関係しているのではないのかとも考えたりもしました。

今までの私の好きな奈良は、本当に「奈良」をイメージした伝統文化がメインでしたが、今回は「大自然」という今までと違った視点で本当に楽しいものでした。

一回生はこの活動が「私の好きな奈良」の初めになりましたが、とっても良い参考になったと思います。この企画も続いてくれると願うばかりです。

さて、この活動の後は、奈良公園の雄大な自然の中でサッカー大会をして、今日の活動は終わりました。



おそらくネリカ米の芽
今日はうれしいニュースが一つ。
おそらくですが、ネリカ米の芽が出た気がします。
資料が少ない作物ですが、単子葉類の葉なので、おそらくネリカ米だと思います。
これからもちゃんと根を張って食べれるようになるまで頑張るぞ!




後藤田

2 件のコメント:

  1. 最初は奈良公園の生態系こわすんやないかぐらいにみんな大量に取ってきたけど、最後はリリースで安心しました。

    サッカーでクラブ員の体力も向上!
    あ、おいしいご飯を期待しています☆

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  2. 哲也さんコメントありがとうございます。
    奈良公園にはびっくりするくらいルリセンチコガネがいましたね。
    美しい景観と生態系がここまでマッチングしているとは思いませんでした。

    体力強化と仲良くなるの一石二鳥だったんですね笑
    おいしいご飯には、労働も必要です。一緒にがんばりましょう!

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